2011年12月26日

サンタの「赤」とサナダの「赤」(「赤」を備えて憂いをなくす)

サンタの「赤」とサナダの「赤」
「赤」を備えて 憂いをなくす


吹きすさむ世風が淋しい昨今ではありますが、
皆さん如何お過ごしでしょか?

「~昔となりのおしゃれなおねえさんは~」とくれば、

歌姫ユーミンの「恋人がサンタクロース」。

この時期街中で、クリスマスソングを聴く機会が多くなりましたネ。
さて、皆さんはサンタの赤い衣装が、「赤」ではなく
本当は「緑」だったという事実を御存知でしょうか?

サンタが赤い衣装になったのは
1931年、コカコーラの広告看板でCIカラーの「赤」を
サンタに衣装着けさせたのが定着し、今の「赤サンタ」が生まれたそうです。

というわけで今回は「赤」についてのお話を。

「赤」は数ある色彩のなかでも、とりわけ個性的で主張の強い極端な 色といえます。
「赤」の持つイメージとしては 「太陽、火、血、情熱、生命」というように、
それぞれ力強さを連想させます。

また、「赤」という文字は「大」と「火」を組合わせて出来た文字で
燃え盛る「炎」を表すとも言われています。

歴史を通じても「赤」は特別な意味合いを持ち続けてきました。
あるときは、魔除け・信仰の象徴(寺社・鳥居など)として、
時には 「勇気・革命」 のシンボルとして、
世界各国で時流と共に「赤」は特別な色として認識されてきました。

また人々にとっては、憧れの色であるとも思います。
以前、このコラムでも取上げました、
戦隊シリーズ・ヒーロー漫画のリーダーは常に「赤」を身につけています。
それは群雄割拠の戦国時代においても同じであったようです。

近頃「歴女」なんて言葉を耳にしますが、その歴女達にも、
とりわけ人気の高い戦国武将 「真田幸村」も赤い甲冑軍団、
「赤備え(あかぞな)」を従えて戦国時代を疾走しました。

「赤備え」とは武具甲冑を朱塗りで統一した深紅の軍団のことを言います。
当然、誰もがなれた訳でなく、勇猛果敢で武勇に秀でた猛者達のスペシャル部隊でありました。
また、当時の「赤」は「辰砂(しんしゃ)」と言われる高価な鉱石原料でもありましたので
名誉高い部隊でもありました。
ではなぜ、戦地においてわざわざ目立つ「赤」、「朱塗り」にしたのでしょうか?
ここで色彩心理効果を説明いたしましょう。

「赤」という色は色彩面積により、「興奮」または「不安」を煽る色と言えます。
戦場において「赤」は相手を威圧する色、また、味方を鼓舞激励する色として活用されました。

実はこの「赤備え」の伝統は過去だけのものではありません。
なんと、宇宙世紀0079年においても、呼び名は違えど、「赤い彗星」という
通り名 でしっかりと継承されているようです。

クリスマス時期になりますと駅前などで、
ミニスカートの可愛いサンタさん達が世の殿方を呼止ていますよネ。

もしも お誘いのお断りが苦手だという貴方、こんな言い訳は如何でしょうか?

例えば・・・「キミの衣装、素敵な赤備えだネー」って褒め契るのは。

もしかするとその娘は、最近流行りの「歴女」かも知れませんよ。
すると、彼女は本当の自分を見出してくれた貴方にゾッコンになんてことも・・・。

実はお二人さん「赤い糸」で結ばれていたという・・・・

お後がよろしいようで、そうでないようで・・・・。




 この甲冑 「トナカイ」ではありません・・・
 


  


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2011年11月07日

テレビ報送に Be careful!(lビーカラフル!?)

皆さん、コンニチハ。朝晩すっかり冷え込むようになりまして、
猛暑続きアピールしていたテレビ放送がまるで
幻だったように思えますが、如何お過ごしでしょか?

今日は、そんなテレビ放映でみつけた「色」に関しての
チョット面白い放送をしていたのでご紹介したいと思います。
NHK子供向け番組にて、投稿された小学生からの
質問にお答えするコーナーがあるのですが、こんな質問がありました。

「どうして、ほとんどのお船の船底は赤いんですか?」

子供らしい何ともスナオな質問ですネ、皆さん、答えがわかりますか?

正解は 船底に附着しがちな フジツボやカキなどの甲殻類に対しての防護対策として
赤い専用の塗料を塗りその付着を防ぐと言うことです。
フジツボなどが船に附着することにより船の重量が増し、
燃料が余分にかかってしまったり、船のスクリューなどに附着しますと、
運航そのものに悪影響を与えるということなどから、
船舶にとっての天敵と言っても過言ではないそうです。

ではなぜ、赤い塗料の部分にフジツボなどが付かないかと申しますと、
赤い塗料の成分には「銅」を含むものが使用されており、
フジツボなどはその「銅」が苦手なのだと言うことです。
またそれ以外にも防錆の効果などもあり、まさに一石二鳥の「色」と言うことになります。
普段何気なく見ている色調や配色にも色々な効果や意味があるんですネ。
また、「どうして?」と素直に質問できる 子供達の「感性・感覚」には脱帽しなければなりませんネ。

「お母さん?どうしてポストは赤いの?」 と子供に聞かれ、

「アンタ、何 訳のわからないこと言ってんのッ? 昔から、赤って決ってんのよッ! 」

とお答えするには少々寂しいモノがございますので、
どうか丁寧にお答えして頂きたいと思います。
最近、流行りの「インターネット」を駆使してもらえれば、
大抵の「?」は解決致しますので、是非ご利用頂きたいと思います。

さて皆さんは、「隠蔽色 (いんぺいしょく)」や「警戒色」という言葉を聞いたことございますか?
そうですね、例えば、ウサギや羊などが 天敵から身を守るために、
冬などは雪景色に馴染むよう、白くなったり、
夏などは土と同じ茶色になって同化することなどを「隠蔽色」
スズメバチなどように毒をもった昆虫などが、 「ワタシは毒があるから近寄るな」
と 警戒を促す黄色と黒の縞模様などが「警色」と言います。

このように自然界の中でも「色」の在り方とは、
様々な意味合いを持っており、トテモ興味深いことであります。
一年を通じて、昼夜も関係なく、繁華街などで豹柄の女性を見かけますよネ。
あれは、「隠蔽色」にあたります。
本来 豹はブッシュ(草原)などで、身を隠しながら風景と同化し対象となる獲物を油断させ、
一瞬にして喰らいつき、そして強引に貪る(むさぼる)訳でありますが、
豹柄の女性達は身を隠すというよりも、むしろそれを強調しながら世の中を闊歩している訳ですから、
草食系なんたらが増えるのも無理のないことなのでしょうか?



 この石畳にいる カエル君は 「隠蔽色」で同化をしています

色彩コーディネーター監修

  


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2011年09月23日

虹は何色なのか七色なのか -七色は欧米か・・・

皆さん、コンニチハ。
まだまだ暑い日が続きますが、暦の上ではもう秋でございます。
北方のほうでは、早くも山々が緑から緑黄に徐々に変化していきます。
日本四季の変化に富んだ移ろいは、この国の「宝物」であります。

さて、変化といえばキョンキョンのヤマトナデシコ七変化

「絵になるね、きわめつけ!」

ときたもんですが、

「七変化(しちへんげ)」の由来は日本舞踊の形式からきていて、

「七種の小品舞踊を組み合わせ、一人の俳優が連続して早変わりして踊ること」

という訳ですから、まさに「からくりの 早変わり」なんですね。
ちなみに「七変化」という別称の花があるのを知っていますか?
皆さんが良―くご存知の「アジサイ」でございます。
詳しくは最近流行のインターネットで調べて下さい。
と言うわけで 今回は「七」に因んだ色のお話を。
 
「七」と「色」で最初に連想されるのは、おそらく「虹」ではないでしょうか。
「虹」「七色」「レインボー」「レインボー」は「rainbow。語源はrain(雨)+bow(弓)。
bowの語源は「曲がる」→弓。bowの語源は「曲がる」
「雨が曲がっている」上手いこと表現できていると思いませんか?皆さんどうでしょう?
「虹」の「七色」をちゃんと答えられますか?

「虹」の「七色」の解答ですが でございます。 

しかし、この「七色」お国や時代が変わると正解が変わるんです、面白いですよね。
エッ!どう変わるかって? それは勤勉な皆さんの自由研究といたしましょう。

いまとなっては、「七色」の虹は当たり前なのですが、
その昔、日本では「五色」と伝えられていました。
これは古い中国文化の思想「陰陽五行説」に由来します。
少しわかりにくいのですが、「五行」の説明を。

「五行」とは五大自然要素つまり 「木・火・土・金・水」 を表します。

それを色に例えまして、「五色」つまり
木を示す(青) 火を示す(赤) 土を表す(黄) 金を表す(白) 水を示す(黒)。 
「金=白」と「水=黒」は少し判りにくいですが、他は連想できますよね。
日本文化の伝来始祖は中国交易と密接な関係があったので、
この「陰陽五行説」の「五色」が古来日本色相の基礎となりました。
ですから、明治時代になり欧米文化が流入するまでは、
日本の「虹」は「五色」だった訳です。色の歴史はトテモ興味深いですね。

余談になりますが、日本全国に点在する五色沼(ごしきぬま)は、
この「五行思想」に由来するんです。他にも「七」に関係する「色」として、
「七宝」「七草(春・秋)」「七玉(ドラゴンボール)」と様々な「七」の色種があるようです。

以前、このコーナーで「五色」のヒーロー「秘密戦隊ゴレンジャー」を紹介させて頂きましたが、
実は「七色」のヒーローもいたんですよ。その名も「愛の戦士レインボーマン」。
主人公、ヤマトタケシが「七曜」の力を駆使し、平和の為でなく ・・・当時としては
ちょっと変わった政治色の強い作品で、日本特撮の中でも異色のものと言えます。
興味ある方は、何とかしてご覧くださいネ。



  画像はイメージでございます

色彩コーディネーター監修
  


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2011年05月12日

「アナタの街は何色?地域個性と日本美」

「アナタの街は何色?地域個性と日本美」
  ―立上がれ 日本の景観美―


 皆さん、こんにちは。近づく夏の足音に、心も浮つく今日この頃。
ひと足早いですが 7月と言えば「七夕」、恋仲の二人、織姫と彦星が一年に一度
天の川で会するという、・・・艶(いろ)っぽくロマントゥイックなお話しですね。
恋と言えば、「恋は桃色」、私の住む榛名は「桃」の産地でもありまして、
榛名の桃はトッテモ美味しいですから、是非一度、お出掛け下さいね。

 さて読者の皆さん、今回のテーマ「アナタの住む街は何色?」なんて、聞かれてしまうと、
いささか、面を喰らって困惑するのでは? 私自身、知合いの方々に同様の質問をしてみましたが、
即答できる人は少ないようです。しかし、この質問をイタリアの方、イギリスの人に問うてみれば、
間違いなく説得力ある回答と、「自慢の豆知識」というオマケが付いてくるはずです。

イタリアのフィレンツェの街並みはオレンジ色の瓦が一面美しい景観を演出し
イギリス・ケンブリッジ市では、その土地で作られたレンガで街並みを揃え
快適な色彩調和を図っています。
これらの色彩景観には、長い歴史と文化伝統の継承基礎がしっかりあり、
それらが脈々と地域に受継がれているという、
欧州の色彩文化に関する「意識の高さ」を垣間見ることが出来ます。
故郷の「色」を説明出来るっていうのは、どうでしょう?トッテモ大事なことではないでしょうか?
郷土の「色自慢」が出来るなんていうのは、なんともまぁ、羨ましい事ですよね。

それでは、日本の美しい景色景観や伝統文化は、いまでもしっかり引継がれているのでしょうか?
明治末期、文人永井荷風さんは「明治は破壊だ!」と嘆き、
大正時代には夏目漱石さんも同様のことを述べているようです。
どうやら、日本は「近代化」が進み高度経済成長の発展を成し得たのと引換えに、
「簡素な日本の景観美」を失っていったように思えます。

ところで、「弁柄(ベンガラ)色」と言う色をご存知ですか?
簡単に言うと「赤茶色」ですが、実はこの弁柄一色の「赤のまち」が日本には存在します。
「備中吹屋のベンガラの街」 いまの岡山県高梁市にある
この弁柄の街は、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されている、
日本の「赤」を語るうえでは、欠かすことの出来ない「日本美」を漂わせる街であります。
街並みのほとんどが紅殻(弁柄)、つまり朱色で彩られていて、
建造物の瓦に始まり、格子、暖簾(のれん)、腰板、木造校舎、街並みを象る(かたど)もの
全てが弁柄色で出来ていて、それらはまさに、この街の「光」「象徴」となっています。

弁柄は日本三大銅山と謳われた、吉岡銅山から、偶然発見されることになった鉱産物であり、
日本における「赤」の歴史文化に、大きな影響を与えていくことになります。
私自身、残念ながら写真や雑誌でしか、この街を見たことがありませんが、
「色」を語る端くれ者としても、是非一度は自身の眼で見届ける必要があるであろう、
貴重な「色」の遺産産業の街であります。
きっと、この街の人々は自慢そうな物言いで、『私のまちは「赤のまち」』って言うんだろうなぁー。
素晴らしい!

最後に、岡山県で有名なおとぎ話と言えば「桃太郎」。
『南総里見八犬伝』を執筆した滝沢馬琴さんも草双紙(くさぞうし)赤本などで
「桃太郎」を取上げているようですが、
実はこの『南総里見八犬伝』、我が郷土、榛名地域の「里見」と所縁があると言うですね・・・
地元の人も知る人が少ない・・でも以外に、「なか」の人間の方が関心が少ないのは、
日本人特有のものでしょうか・・・フムフム・・・。

次回は「日本が世界に誇る『和』の色彩」について をお送りする予定です、お楽しみに。



 私の住む榛名地域の果樹園は、四季を通して
 色とりどりの「個性」を咲かせます!  


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2011年04月25日

「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」


「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」

-現代日本色彩教育の礎とその大いなる功績-


 きらめく新緑のなか、大海蹴立てる「五色の龍」が悠々と泳ぐ姿を眼にする季節となりましたネ。
皆さんこんにちは、如何お過ごしですか。
五月と言えば、「端午の節句」、男子の誕生と生育を祝う風習として、
全国各地で「鯉のぼり」を揚げる訳ですが、始まりは江戸時代、
武家で揚げたものが、その原点だと言われています。
中国の「登竜門伝説」由来のこの風習は、中国の「龍」が日本に入り「鯉」に変わったそうです。

さて、皆さん御待ちかね 、「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」 をお話したいと思います。
「戦隊」と聴いて「秘密戦隊ゴレンジャー!」と、応えてしまう方々は
それ相応の年代と言うことですが、
今回は「ゴレンジャー」を基本にお話を進めることに致します。

まずは「ゴレンジャー」について、少しおさらいをしていきましょう。

秘密戦隊ゴレンジャー

赤レンジャー  リーダー、熱血漢、勇気 
青レンジャー サブリーダー、クール、冷静
黄レンジャー カレー、元気、子供っぽい 
ミドレンジャー メガネ、影が薄い、目立たない
桃レンジャー 紅一点、女性、可愛い

それぞれ、各々キャラクター設定と個性がある訳ですが、
ここに今回のテーマ、「色彩心理」の大きな要因が込まれています。

色にはその色のもつ性質・特性や、人の連想に影響を与える「色彩心理」があり、
この「色彩心理」こそが「ゴレンジャー」達を際立たせています。

前述の「おさらい」で、私の述べた部分には、誤りがあった事に、お気づきの方がいるでしょうか?
実は「ミドレンジャー」はスポーツ万能で格闘技にも長けているという設定なのです。
「おさらい」部分で違和感を感じることなく、「ミドレンジャー」に対して共通認識を頂いた方々、
これを「色彩感情の錯覚」と言います。人は自分が見てきた「経験・記憶」から、
ある程度「色」に対して連想し、その中から識別をします。
例えば「真っ赤な車」と聞いて連想をする車種は、「真っ赤なスポーツカー」だったりしませんか?
誰も「スポーツカー」とは言ってなくとも、
人の連想・回想とはそのような「色彩心理」のもとに連想を致します。
これを「観念連合(かんねんれんごう)」と言います。

何かと影が薄い、「ミドレンジャー(緑)」ですが彼こそが、
この「秘密戦隊ゴレンジャー」最大の「要」だと言うことをお伝えせねばなりません。

皆さんは「補色(ほしょく)」と言うコトバをご存知でしょうか?
「補色」とは簡単に説明すると、「ある色に対して反対の色」という意味です。
では「赤」の「補色」は?、と質問してみましょう。
大半の方が、「青」と回答しますが、正しくは「緑」になります。
この仕組みについて、詳細な説明は紙面の都合上省かせて頂きますが、
「赤」「緑」は色相環で云うとこの、間逆の色同士でお互いを引立たせる色となります。
「赤」が五人のなかでとりわけ目立つのは、「緑」の存在があってのこととなります。
そこに、孤高の「青」、三枚目「黄」、「赤」との関係は如何に?「桃」の、
五人揃って始めて「ゴレンジャー」となり、その存在価値を輝かせるわけなのです。

ところで、なぜ「ゴレンジャー」は五色の「赤・青・黄・緑・桃」になったのでしょうか?
それには諸説あるようですが、大きく二つの要因が挙げられます。

ひとつは当時の時代背景として70年代はカラーテレビの普及時あり、
「カラーで識別できる戦士達」という設定で決まった言う説、
またスポンサーである玩具メーカーが、「ロボット三原色に習い、
玩具商品をヒットさせるために企画段階で介入したと言う、「大人の事情」があったという説。
しかし、そういった「事情」はどうであれ、当時の子供達(私達)は「ゴレンジャー」を見ることで、
「色」を潜在的に意識し、「赤」は熱血漢、「青」はクールな趣き、
「黄」はカレーと認識・記憶することで、
その知識を自分のものとし、ごく自然に「色」について、学んでいくこととなります。

また「ゴレンジャー」は日本経済発展にも多大な影響を与えていくことになります。
「超合金シリーズ」の爆発的なヒットにより、高度経済成長期を担い、
いまだに続く「スーパー戦隊シリーズ」(現30作品目)では、
日本特撮アニメ界、屈指のリーダーとして業界を牽引し続けています。
日本漫画の巨匠・石森章太郎氏を「世界的」な漫画家に押上げ、
また、真田広之さんや、オダギリジョーさんやなどの名俳優をも輩出。
これだけ様々な分野に大きな影響を与え続けている「秘密戦隊ゴレンジャー」は、
いまや日本の「文化・伝統」といっても過言ではないでしょう。
 
今回のテーマ「「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」、如何だったでしょうか?
近年、高齢化や少子化など、現代社会は大きな不安を抱えております。
群馬県の平均世帯率も2.83人と他人事ではございません。
そこでどうでしょう?「明るい家族設計、ゴレンジャー計画」を推進してみては・・・。
きっと「明るい色」の未来がくるはずです。

次回は 「アナタの街は何色?地域個性と日本美」 をお送りする予定です、お楽しみに。


 
  おまえら、いいよ! 偉いぞ―――!!!


色彩コーディネーター監修

(たかが色事されど色事再編集)
  


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2011年03月29日

「卒業写真のセピア色は想い出の色

「卒業写真のセピア色は想い出の色」
-色褪せないふたりの記憶-

皆さん、コンニチハ いかがお過ごしですか?

♪「~ひなたで子猫があくびをしてーる 庭の縁側昼下がり~」

ハイ、ご存知サザエさんの主題歌でございます。
小春日和を感じさせる、なんとものんびりしていている良い曲ではありませんか。
何かとせわしい現代において、このような「ゆとり」がトテモ贅沢に感じられます。

「春」の語源には諸説あるようですが、一般的に言われているものに、

1)草木の芽が張る(はる)季節からする説 

2)田畑を墾る(はる)季節から「春」になった説。

3)気候の晴る(はる)が転じて「春」となった説とあるようです。

さて、「春」は親しい人との「別れ」や、新しい人との「出会い」などが交錯する季節でもありますが、
卒業式、入学式は人々の「感情」に触れる季節とも言えます。
松任谷由美さんの「卒業写真」などは、色褪せない曲として今日まで受継がれておりますが、
あなたの「卒業写真」はカラー写真ですか?それともセピア色でしょうか・・・・
と言う訳で、今回は「セピア色」についてのお話しです。

そもそもセピア(sepia)とは、何のことでしょう?
実はイカ墨を原料にした顔料のことです。セピア色の語源はラテン語の「コウイカ」からきています。
年代に応じてセピア色の認識は異なるようですが、
薄いこげ茶色褪せた茶褐色あたりが一番近いイメージだと思います。

ところで皆さんは、セピア色と聞いてどんなことを連想します? 
映画・古い日記・モノクロ写真・女学生に一世風靡セピア・・・と まぁ、
最後のは冗談としても共通していえることは、「郷愁」や「懐古の記憶」だったりするかと思います。
実際にセピア色は広告媒体やパッケージの配色としてレトロ感を醸し出すのに
良く使われる技法であります。

セピア配色を上手く活用した、80年代を代表する映画に
大林信彦監督の 「時をかける少女」 がありますが、
初主演であった原田知世さんの透明感あるイメージと、ロケ地で映画の舞台となった
広島県尾道市の雰囲気がピタリと相まって、記憶に残る名作として
根強いファンから熱い支持を受けています。

この映画のなかでは、セピア配色が大事な場面で効果的につかわれており、
当時としてはトテモ斬新な技法だったと認識しております。
そしてこの配色技法が映画自体に、より一層の深みを与えていると言えます。
劇中の主題歌「時をかける少女」も映画同様大変なヒット曲となりましたが、
ここでも「セピア」を感じさせる歌詞が要所に散りばめられているのです。参考までに・・・

♪「~褪せた写真のあなたの傍らに飛んでいく~」 

映画の雰囲気そのままに、ステキな歌詞とメロディーが印象的でありました。
ちなみに、この主題歌の作詞作曲は松任谷由美・政隆夫婦の合作品でもありまして、
当時の角川映画全盛の栄華を垣間見ることが出来ます。

最後になりますが、ユーミンと知世さんのお二人はこののち、
今度は同じ銀幕の舞台において「セピア」から「白銀」へ配色方法を変えて挑むことになります。
その映画は社会現象をも巻き起こすほどの、空前の大ヒットとなる訳です。
しかしそこに至るまでには、もう少しだけで「時をかける」必要があるのですが・・・



  あなた・・・ 私のもとから 突然消えたりしないでネェー♪

色彩コーディネーター監修

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2011年01月27日

惹きたい!?「ルージュマジック」

みなさん、こんにちは。
私の住む榛名という場所は梅林が有名な場所でありまして、
この時期になりますと、梅香に誘われ「梅は咲いたか 桜はまだか」などと興じてみたくなりますネ。

テレビCMにおいても、化粧品メーカーがこぞって「春の新色」というキャッチコピーで
賑やかで華やかな「春到来」を感じさせてくれます。
「ほーら、春咲小紅」や「くちびるヌード咲かせます」「いけないルージュマジック」など
80のCMソングが「良かったなー」なんて思うのは、
決して最近流行りの「アラ何とか」の影響ではございません。

日本では口紅を総じて「ルージュ」「リップ」ともいいますが、
「ルージュ」はフランス語で「赤」を意味し「リップ」は英語であります。
日本で「口紅」が使われるようになったのは、
18世紀後半だという事で、ずいぶん最近のようでありますが、
「紅」の歴史は古く日本には推古天皇時代(飛鳥時代)に高句麗より伝来されました。
「紅」は時代を通じて高価もので、江戸時代には「片紅一両は金一両」
(一両=4石 1石は1人が1年間に消費する量にほぼ相当する)
などと言いわれていましたから、一般の庶民にはなかなか手に入りませんでした。

「紅差し指」なんて言葉があるのをご存知でしょうか?「京」では昔遊女が、
「紅を引く」から「薬指」を「紅差し指」と言ったそうです。日本らしくて素敵な言葉ですよね。
今も昔も女性は鏡台前で、様々な想いを込めて「紅」を引きます。
紅引く、ご婦人の心境は時代を超えても色褪せることはないでしょう。
またその想いを受け止める、殿方との「恋の口防戦」は、いやはや何ともでございます。

さて、最近の傾向対策として、殿方にお伝えしておきたいのは、
「ルージュ」の色香に誘われ過ぎて、
道を踏み外し「バスルームにルージュの伝言」的な事態に陥る事が増加しているようであります。
どうか「後ろ指」だけは、指されぬように、切にはお願いしたいものであります。
次回は「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」です。お楽しみに。


 もうすぐ榛名梅林も「紅色」の・・・

色彩コーディネーター監修

(たかが色事されど色事再編集)
  


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