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お問い合わせは、 info@gunmawen.net本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。2009年05月06日
「人も歩けば郷(ごう)にあたる」信州高遠
旅行雑誌や観光パンフレットに載っている
観光名所も確かに素晴らしいですし、
それを目当てに旅することも、出掛ける動機のひとつでありました。
ですが・・・
とある民俗学者のコメントを聞いてからは、
もう一歩踏込んだ、「旅」を楽しむ事が出来るようになりました。
そのコメントとは・・・
・「旅」に出たならば、「うかうか」しててはイケナイ
・高いところから、その土地を伺え
・屋根、道、川、畑の土色、全てのものに興味を示せ
さて信州は高遠伊那に行って参りましたアタクシ、
峠から人里に出て来て、山の中腹を見ると
アタクシの心を揺さぶるような、立派な建物が見えます・・
車を止めて、あぜ道を歩いてゆくと・・・
藁葺きがトテモ似合う、古寺を発見!そうそう高遠といえば・・・
もう少し近づいてみると・・・アレアレ・・・?
白壁に穴が空いている・・・、藁葺きも傷んでいるのか・・・
この古寺、藤沢山 慈照寺をアタシが物珍しく、ウロチョロしていると
散歩をしにきた、地元の男性が話しかけてきてくれました。
男性 「立派なお寺(でら)だでよ、さぐら(桜)の時期は沢山、人がくるだでよ
お兄さんは、どご(どこ)がら、いらした出よ」
私 「アッ、コンニチハ、私は群馬県高崎からきました、このお寺、立派ですね
古いですか?、壁とかに穴が空いていますけど・・・」
男性 「昔はこの辺も、人が沢山おったでよ、藁葺き屋根、交換しだり
お寺(でら)を大事にしてだんだがよ、いまじゃ爺と婆しがおらんでよ
修理するものもおらんでよ、このありまさじゃ・・・
そんでもよ、毎年桜の時期はなぁ、あんだみだいな人がなぁ
北海道や鹿児島から桜を見にくんよ」
私 「そうですか、あ、高遠は桜、有名ですものね、そうそう高遠城の桜」
男性 「あんだもんは、わしら地元のもんは見にいがんよ、混んでて
上まではワシらは足が悪うてあるげんしね・・・」
私 「そうなんですか・・・、そう言えばこの辺は立派な蔵を持つお家が
多いですね、みんな御大臣さんですね」
男性 「いやーおでいじんなんで、とんでもねぇよ、この辺じゃ昔から
食糧をなぁ、やまおぐなんでなぁ、保存しどくんよ」
私 「あ、あ、そうなんですか・・・、でも素晴らしい景色ですね」
男性 「そうがね、そうがね、でもんよ、さいぎんじゃ、猿と猪がおおぐでよ
爺と婆だけじゃ、どうにもならんだでよ、そのうぢよー年寄りはよー
猿や猪においだされてよー、やつらに占拠されんよーハハハハ」
アタクシは男性に丁寧に挨拶をし、その場を後にすると、
男性はいつまでも、ニコニコしててくれました・・・。
最近、仕事上で「限界集落」なる言葉を知る事が出来ました。
男性との会話をしている最中、この言葉が何度も頭の中を巡りまして・・・
きっと、あの立派な古寺が修復出来ないことも、
猿や猪が住民を困らせているのも、
この「限界集落」という言葉に、通づるところがあるのだろうと
考えつつ、車を走らせるのでありました。(法定速度を守りながら)
観光名所見て、その土地のモノを食すことも
素晴らしい「旅」になるでしょう。
しかし、車から降りてみて、歩いてみて、
地元の人との何気ない会話してみると、
それにも「勝る」何かが得られる事を、
今回の旅で改めて知ることが出来ました、へへへ。
観光名所も確かに素晴らしいですし、
それを目当てに旅することも、出掛ける動機のひとつでありました。
ですが・・・
とある民俗学者のコメントを聞いてからは、
もう一歩踏込んだ、「旅」を楽しむ事が出来るようになりました。
そのコメントとは・・・
・「旅」に出たならば、「うかうか」しててはイケナイ
・高いところから、その土地を伺え
・屋根、道、川、畑の土色、全てのものに興味を示せ
さて信州は高遠伊那に行って参りましたアタクシ、
峠から人里に出て来て、山の中腹を見ると
アタクシの心を揺さぶるような、立派な建物が見えます・・
車を止めて、あぜ道を歩いてゆくと・・・
藁葺きがトテモ似合う、古寺を発見!そうそう高遠といえば・・・
もう少し近づいてみると・・・アレアレ・・・?
白壁に穴が空いている・・・、藁葺きも傷んでいるのか・・・
この古寺、藤沢山 慈照寺をアタシが物珍しく、ウロチョロしていると
散歩をしにきた、地元の男性が話しかけてきてくれました。
男性 「立派なお寺(でら)だでよ、さぐら(桜)の時期は沢山、人がくるだでよ
お兄さんは、どご(どこ)がら、いらした出よ」
私 「アッ、コンニチハ、私は群馬県高崎からきました、このお寺、立派ですね
古いですか?、壁とかに穴が空いていますけど・・・」
男性 「昔はこの辺も、人が沢山おったでよ、藁葺き屋根、交換しだり
お寺(でら)を大事にしてだんだがよ、いまじゃ爺と婆しがおらんでよ
修理するものもおらんでよ、このありまさじゃ・・・
そんでもよ、毎年桜の時期はなぁ、あんだみだいな人がなぁ
北海道や鹿児島から桜を見にくんよ」
私 「そうですか、あ、高遠は桜、有名ですものね、そうそう高遠城の桜」
男性 「あんだもんは、わしら地元のもんは見にいがんよ、混んでて
上まではワシらは足が悪うてあるげんしね・・・」
私 「そうなんですか・・・、そう言えばこの辺は立派な蔵を持つお家が
多いですね、みんな御大臣さんですね」
男性 「いやーおでいじんなんで、とんでもねぇよ、この辺じゃ昔から
食糧をなぁ、やまおぐなんでなぁ、保存しどくんよ」
私 「あ、あ、そうなんですか・・・、でも素晴らしい景色ですね」
男性 「そうがね、そうがね、でもんよ、さいぎんじゃ、猿と猪がおおぐでよ
爺と婆だけじゃ、どうにもならんだでよ、そのうぢよー年寄りはよー
猿や猪においだされてよー、やつらに占拠されんよーハハハハ」
アタクシは男性に丁寧に挨拶をし、その場を後にすると、
男性はいつまでも、ニコニコしててくれました・・・。
最近、仕事上で「限界集落」なる言葉を知る事が出来ました。
男性との会話をしている最中、この言葉が何度も頭の中を巡りまして・・・
きっと、あの立派な古寺が修復出来ないことも、
猿や猪が住民を困らせているのも、
この「限界集落」という言葉に、通づるところがあるのだろうと
考えつつ、車を走らせるのでありました。(法定速度を守りながら)
観光名所見て、その土地のモノを食すことも
素晴らしい「旅」になるでしょう。
しかし、車から降りてみて、歩いてみて、
地元の人との何気ない会話してみると、
それにも「勝る」何かが得られる事を、
今回の旅で改めて知ることが出来ました、へへへ。
2009年05月06日
「価格破壊」と「自動販売機」の所業
連日、このブログにお越し頂いている皆様
いつもありがとうございます。
先日から「木曽路」レポートを掲載する予定でいるのですが
今回の旅におきましては、「思う事」が様々御座いまして・・・
なかなか、本題に入れないのが正直なところであります。
そのひとつが・・・
今回の私の木曽路のルートは以下の通り
R254→佐久→佐久穂町→小海→諏訪→高遠→伊那→南木曽
と一般道国道・県道を主に車で旅したわけですが、
混雑もなく、のどかな田園風景や山々の木々新緑を楽しみながら
ゆったりしたドライブでありました。ところが・・・
ある峠の自動販売機をみて、
「こんなところにもか・・・」
と、少し意気消沈気味に・・・。
その自動販売機には大きなポップで
「価格破壊!オール100円!」
と貼ってありました。
最近では聞き慣れてしまった、「価格破壊」の四文字。
連日、TVCMや雑誌にも登場するこの四文字は一体何?
外国の方が来日し、人気のない山中で煌々と光っている
「自動販売機」をみて、不思議に思うらしいのですが、
その山中の自動販売販売機に「価格破壊」の四文字・・・。
素晴らしい信州の大パノラマ。その影に「価格破壊」が潜むとは・・・
いつもありがとうございます。
先日から「木曽路」レポートを掲載する予定でいるのですが
今回の旅におきましては、「思う事」が様々御座いまして・・・
なかなか、本題に入れないのが正直なところであります。
そのひとつが・・・
今回の私の木曽路のルートは以下の通り
R254→佐久→佐久穂町→小海→諏訪→高遠→伊那→南木曽
と一般道国道・県道を主に車で旅したわけですが、
混雑もなく、のどかな田園風景や山々の木々新緑を楽しみながら
ゆったりしたドライブでありました。ところが・・・
ある峠の自動販売機をみて、
「こんなところにもか・・・」
と、少し意気消沈気味に・・・。
その自動販売機には大きなポップで
「価格破壊!オール100円!」
と貼ってありました。
最近では聞き慣れてしまった、「価格破壊」の四文字。
連日、TVCMや雑誌にも登場するこの四文字は一体何?
外国の方が来日し、人気のない山中で煌々と光っている
「自動販売機」をみて、不思議に思うらしいのですが、
その山中の自動販売販売機に「価格破壊」の四文字・・・。
素晴らしい信州の大パノラマ。その影に「価格破壊」が潜むとは・・・