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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年03月29日

「卒業写真のセピア色は想い出の色

「卒業写真のセピア色は想い出の色」
-色褪せないふたりの記憶-

皆さん、コンニチハ いかがお過ごしですか?

♪「~ひなたで子猫があくびをしてーる 庭の縁側昼下がり~」

ハイ、ご存知サザエさんの主題歌でございます。
小春日和を感じさせる、なんとものんびりしていている良い曲ではありませんか。
何かとせわしい現代において、このような「ゆとり」がトテモ贅沢に感じられます。

「春」の語源には諸説あるようですが、一般的に言われているものに、

1)草木の芽が張る(はる)季節からする説 

2)田畑を墾る(はる)季節から「春」になった説。

3)気候の晴る(はる)が転じて「春」となった説とあるようです。

さて、「春」は親しい人との「別れ」や、新しい人との「出会い」などが交錯する季節でもありますが、
卒業式、入学式は人々の「感情」に触れる季節とも言えます。
松任谷由美さんの「卒業写真」などは、色褪せない曲として今日まで受継がれておりますが、
あなたの「卒業写真」はカラー写真ですか?それともセピア色でしょうか・・・・
と言う訳で、今回は「セピア色」についてのお話しです。

そもそもセピア(sepia)とは、何のことでしょう?
実はイカ墨を原料にした顔料のことです。セピア色の語源はラテン語の「コウイカ」からきています。
年代に応じてセピア色の認識は異なるようですが、
薄いこげ茶色褪せた茶褐色あたりが一番近いイメージだと思います。

ところで皆さんは、セピア色と聞いてどんなことを連想します? 
映画・古い日記・モノクロ写真・女学生に一世風靡セピア・・・と まぁ、
最後のは冗談としても共通していえることは、「郷愁」や「懐古の記憶」だったりするかと思います。
実際にセピア色は広告媒体やパッケージの配色としてレトロ感を醸し出すのに
良く使われる技法であります。

セピア配色を上手く活用した、80年代を代表する映画に
大林信彦監督の 「時をかける少女」 がありますが、
初主演であった原田知世さんの透明感あるイメージと、ロケ地で映画の舞台となった
広島県尾道市の雰囲気がピタリと相まって、記憶に残る名作として
根強いファンから熱い支持を受けています。

この映画のなかでは、セピア配色が大事な場面で効果的につかわれており、
当時としてはトテモ斬新な技法だったと認識しております。
そしてこの配色技法が映画自体に、より一層の深みを与えていると言えます。
劇中の主題歌「時をかける少女」も映画同様大変なヒット曲となりましたが、
ここでも「セピア」を感じさせる歌詞が要所に散りばめられているのです。参考までに・・・

♪「~褪せた写真のあなたの傍らに飛んでいく~」 

映画の雰囲気そのままに、ステキな歌詞とメロディーが印象的でありました。
ちなみに、この主題歌の作詞作曲は松任谷由美・政隆夫婦の合作品でもありまして、
当時の角川映画全盛の栄華を垣間見ることが出来ます。

最後になりますが、ユーミンと知世さんのお二人はこののち、
今度は同じ銀幕の舞台において「セピア」から「白銀」へ配色方法を変えて挑むことになります。
その映画は社会現象をも巻き起こすほどの、空前の大ヒットとなる訳です。
しかしそこに至るまでには、もう少しだけで「時をかける」必要があるのですが・・・



  あなた・・・ 私のもとから 突然消えたりしないでネェー♪

色彩コーディネーター監修

(たかが色事されど色事再編集)
  


Posted by はるなのフルーツ at 21:58Comments(2)色彩風芸帳