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お問い合わせは、 info@gunmawen.net本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。2011年04月25日
「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」
「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」
-現代日本色彩教育の礎とその大いなる功績-
きらめく新緑のなか、大海蹴立てる「五色の龍」が悠々と泳ぐ姿を眼にする季節となりましたネ。
皆さんこんにちは、如何お過ごしですか。
五月と言えば、「端午の節句」、男子の誕生と生育を祝う風習として、
全国各地で「鯉のぼり」を揚げる訳ですが、始まりは江戸時代、
武家で揚げたものが、その原点だと言われています。
中国の「登竜門伝説」由来のこの風習は、中国の「龍」が日本に入り「鯉」に変わったそうです。
さて、皆さん御待ちかね 、「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」 をお話したいと思います。
「戦隊」と聴いて「秘密戦隊ゴレンジャー!」と、応えてしまう方々は
それ相応の年代と言うことですが、
今回は「ゴレンジャー」を基本にお話を進めることに致します。
まずは「ゴレンジャー」について、少しおさらいをしていきましょう。
秘密戦隊ゴレンジャー
・赤レンジャー リーダー、熱血漢、勇気
・青レンジャー サブリーダー、クール、冷静
・黄レンジャー カレー、元気、子供っぽい
・ミドレンジャー メガネ、影が薄い、目立たない
・桃レンジャー 紅一点、女性、可愛い
それぞれ、各々キャラクター設定と個性がある訳ですが、
ここに今回のテーマ、「色彩心理」の大きな要因が込まれています。
色にはその色のもつ性質・特性や、人の連想に影響を与える「色彩心理」があり、
この「色彩心理」こそが「ゴレンジャー」達を際立たせています。
前述の「おさらい」で、私の述べた部分には、誤りがあった事に、お気づきの方がいるでしょうか?
実は「ミドレンジャー」はスポーツ万能で格闘技にも長けているという設定なのです。
「おさらい」部分で違和感を感じることなく、「ミドレンジャー」に対して共通認識を頂いた方々、
これを「色彩感情の錯覚」と言います。人は自分が見てきた「経験・記憶」から、
ある程度「色」に対して連想し、その中から識別をします。
例えば「真っ赤な車」と聞いて連想をする車種は、「真っ赤なスポーツカー」だったりしませんか?
誰も「スポーツカー」とは言ってなくとも、
人の連想・回想とはそのような「色彩心理」のもとに連想を致します。
これを「観念連合(かんねんれんごう)」と言います。
何かと影が薄い、「ミドレンジャー(緑)」ですが彼こそが、
この「秘密戦隊ゴレンジャー」最大の「要」だと言うことをお伝えせねばなりません。
皆さんは「補色(ほしょく)」と言うコトバをご存知でしょうか?
「補色」とは簡単に説明すると、「ある色に対して反対の色」という意味です。
では「赤」の「補色」は?、と質問してみましょう。
大半の方が、「青」と回答しますが、正しくは「緑」になります。
この仕組みについて、詳細な説明は紙面の都合上省かせて頂きますが、
「赤」⇔「緑」は色相環で云うとこの、間逆の色同士でお互いを引立たせる色となります。
「赤」が五人のなかでとりわけ目立つのは、「緑」の存在があってのこととなります。
そこに、孤高の「青」、三枚目「黄」、「赤」との関係は如何に?「桃」の、
五人揃って始めて「ゴレンジャー」となり、その存在価値を輝かせるわけなのです。
ところで、なぜ「ゴレンジャー」は五色の「赤・青・黄・緑・桃」になったのでしょうか?
それには諸説あるようですが、大きく二つの要因が挙げられます。
ひとつは当時の時代背景として70年代はカラーテレビの普及時あり、
「カラーで識別できる戦士達」という設定で決まった言う説、
またスポンサーである玩具メーカーが、「ロボット三原色(青・赤・黄)」に習い、
玩具商品をヒットさせるために企画段階で介入したと言う、「大人の事情」があったという説。
しかし、そういった「事情」はどうであれ、当時の子供達(私達)は「ゴレンジャー」を見ることで、
「色」を潜在的に意識し、「赤」は熱血漢、「青」はクールな趣き、
「黄」はカレーと認識・記憶することで、
その知識を自分のものとし、ごく自然に「色」について、学んでいくこととなります。
また「ゴレンジャー」は日本経済発展にも多大な影響を与えていくことになります。
「超合金シリーズ」の爆発的なヒットにより、高度経済成長期を担い、
いまだに続く「スーパー戦隊シリーズ」(現30作品目)では、
日本特撮アニメ界、屈指のリーダーとして業界を牽引し続けています。
日本漫画の巨匠・石森章太郎氏を「世界的」な漫画家に押上げ、
また、真田広之さんや、オダギリジョーさんやなどの名俳優をも輩出。
これだけ様々な分野に大きな影響を与え続けている「秘密戦隊ゴレンジャー」は、
いまや日本の「文化・伝統」といっても過言ではないでしょう。
今回のテーマ「「戦隊ヒーローと色彩心理の関係について」、如何だったでしょうか?
近年、高齢化や少子化など、現代社会は大きな不安を抱えております。
群馬県の平均世帯率も2.83人と他人事ではございません。
そこでどうでしょう?「明るい家族設計、ゴレンジャー計画」を推進してみては・・・。
きっと「明るい色」の未来がくるはずです。
次回は 「アナタの街は何色?地域個性と日本美」 をお送りする予定です、お楽しみに。
おまえら、いいよ! 偉いぞ―――!!!
色彩コーディネーター監修
(たかが色事されど色事再編集)
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